ハイハイや歩行に関してよく聞かれる質問

歩かない子どもへの不安

1歳の息子が歩こうとしません。友人の息子は既にしっかりと歩いています。息子に何か問題があるのでしょうか?

多くの赤ちゃんが1歳までに歩き始めますが、早い子どもで6か月、遅い子どもで16ヵ月で歩行し始めます。どうか色々な「歩行を早める」器材を使って、子どもの自然な発達を急がせないでください。歩行は自分自身の努力の結果、獲得するもので、ハイハイという大切な段階を抜いて進めることはできません。運動の発達は世界共通で、すべての赤ちゃんは同じ粗大運動の技術を同じ順序で獲得していきます。多くの場合、座って周りを見るのが好きな赤ちゃんは、言語の発達が先に来ることが多いです。ある赤ちゃんは活発で、ある赤ちゃんは怖がりです。せっかく第一歩を踏み出した赤ちゃんが、直ぐに歩き始めないことを不思議に思う親もいます。赤ちゃんにとって歩くことは非常に困難性が高く、ハイハイやお尻を付けた移動はもっと簡単です。

子どもにとって我が家は安全でしょうか?

家の中のすべての自由を子どもに与えるのは危険ではないですか?

生まれた時から動く自由が与えられていれば、子どもは自分の身体や、動いている空間への気づきが高まるでしょう。動き続けることで、子どもは自分自身の能力や限界も理解し始めます。もし家の中で、階段など特に危険だと思う場所があれば、登ったり降りたりを経験させながらも、万が一の場合に備えて手を出せる位置にいてあげてください。いつも子どもを抱っこして階段を上下すると、子どもの登り降りの能力の獲得は少し遅れてしまうかもしれません。動きの練習をするのが幼なければ幼いほど、子どもの気づきは強化されます。