子どがとった行動の原因/背景を考える

子どもがとった行動の原因/背景に対応できる環境をつくりましょう

  • 明確なことですが、子どもの癇癪や態度の原因を見極め、それに対応することが良いアプローチです。その為に大人は、子どもをよく観察し、どんなことで子どもが癇癪を起したり、涙を流して不機嫌になったりするのかを見極められるようになる練習が必要です。

良くない行動の解決策に子どもをつなげる

  • その行動の原因が何であるかを考え、それに対応する立場にいるのはあなたです。子どもはお腹が空いていたり、疲れていませんか?その場合は食事や睡眠が必要です。子どもは興奮し過ぎていませんか?その場合、落ち着ける環境が必要です。子どもは放っておかれ、無視されていると感じていませんか?もしそうなら、あなたがパソコン画面に向かっている時の半分の注意力だけではなく、全ての意識、集中を子どもに向ける必要があります。子どもはイライラしていませんか?その場合は、子どもがやっていることに、助けが必要だということです。
  • もし子どもが、自分の思いが通らないことでがっかりしている場合、あなたは落ち着いて、しっかりと状況の主導権を持っていましょう。また子どもが何かに苛立って、大声で叫び始めても、大人がそれに応じてしまうと、子どもは他の制限も受け入れなくなります。また「叫ぶのを止めないと、今日も、来週も、公園には連れて行かないよ!」などと、実際にはやらない脅しを言う時でもありません。 子どもが気持ちを切り替え、落ち着くのを辛抱強く待ちましょう。そして終わったときに、何度も子どもの良くなかった点を繰り返し本人に言うのはやめましょう。

待ってあげましょう

  • 子どもの良くない行動にすぐに反応する前に、何がその行動の原因/背景にあるのかを考える時間を作りましょう。一瞬でも考える時間をとることで、私たちは落ち着き、過剰反応せずに解決策が浮かんでくることがあります。