着替えに関するよくある質問

毎日、時間が足りません。

子どもが、自分で何でもやってくれるのは喜ばしいことではあるのですが、時間がかかり過ぎて、最後には私が全部やってしまうことになってしまいます。時間に余裕がない場合でも、自立心を損なわないようなお手伝いの方法はありますか?

そうですね、確かに大人が着せてしまうより、子どもがひとりで着替えられるように援助する方が時間がかかりますよね、どれだけ時間があっても足りないとなるでしょう。では時間がない時にはどうすれば良いのでしょうか?解決方法として、支度を早めに始めるか、自分で着せてしまうかの2つがあります。2つ目のやり方は、なんでも自分でやりたくなる月齢になった時は、争いの種になり、逆に時間がかかってしまうので、長くは続けられる方法ではありません。もしどうしても早く支度を始めることが難しい方にお勧めは、時間に余裕がある時に事前に簡単に出来る、着替えの仕方を紹介しておくことです。複雑な工程をいっぺんに見せるのではなく、ゆっくりわかりやすく、動作をいくつかに分けて、ママがお手本となり、何度かやって見せてあげましょう。徐々にひとりで出来るように自信をつけていけるように導いてあげましょう。いつの間にか、全部自分で出来るようになっているでしょう。疲れていたり、やりたがらない時はお手伝いしてあげることも大切です。少しつづ自分で出来るようになると、支度も楽しくなってくるでしょう。何かをやる度に、いちいち褒めちぎったり、やりたくないという意思表示をした時に、イラッとしたりすることをしないように気をつけましょう。

子どもへの接し方を統一させたいのですが、どのようにすれば良いでしょうか?

私は、かなりの時間を費やして、子どもがひとりで出来るようなサポートをして来ました。努力の甲斐もあり、子どもも自分で出来た!と喜んで一人で靴を履いたりしていたので、かなりの成長を感じていました。ところが、私が仕事に復帰し、何でもやってしまう世話好きなシッターさんに預けた途端、息子は何に対しても拒否し、自分ではやらなくなりました。出かける時に靴を履こうねと言ったところ、息子は、「はい、ママやって」と言わんばかりに、足を差し出して来るのです。どうしたら良いでしょうか?

このような事態が起こり得るので、子どもへのアプローチは一貫性を持つということがとても重要です。自立を促すアプローチをすることで、世話をしてくれない酷いやつだと息子さんに思われたくないですよね。世話好きな人が周りにいると、そう思われてしまっても仕方ありません。毎週、何かちょっとした課題を決めて、みんなで取り組んでみてはどうでしょう?たとえば、今週中に靴下やコート、ジャンパーをひとりで着られるようになるかを確認する、というような計画です。息子さんがその課題をこなせるようになるための簡単なテクニックを一緒に考え、毎日何がうまくいき、何がうまくいかなかったかを話し合ってみましょう。

上達しているのかどうかがよく分かりません。

日頃から子どもが自分でお着替が出来るように、簡単なやり方を教えたり、靴の履き方を見せています。その甲斐あって、とても上手に靴を履いたり、コートまで自分で着る日があるのですが、日によっては全く何も出来ない日があったりします。これって普通ですか?それとも、ただかまって欲しくてやらないのでしょうか?

子どもの成長は一進一退なので、昨日出来た事が今日は出来ないということは、普通にあることです。疲れているだけかも知れませんし、ただやってもらいたい気分だったのかもしれません。大人の私たちがそうであるように、誰にでもそんな日はありますよね。そのようなときは、お子さんの気持ちを尊重して、難しいところだけ、お手伝いをして一緒にやろうねという姿勢を見せてあげることが大切です。お子さんが、自分でやりたくなったタイミングを逃さずに引き継いであげると、ちゃんと最後までやり遂げるでしょう。自立心を育ててあげることは、ポジティブな経験であることが重要で、子どもとの争い事の種とならないようにしましょう。

着て欲しい服を、子どもが選んでくれません。

我が子は、服選びが大好きで毎朝の日課として楽しみにしています。なので、朝はスッと起きてくれるので助かってます。ただ、選んだ服が季節に合わない服であったり、行く場所にそぐわないものだったりする時があります。例えば、公園に行く時に可愛いドレスを選んだり、冬の寒い日にサマードレスを着たがったりします。どうしたら良いでしょうか?自分で選べるように事前に洋服を用意し、選んでもらうようにしているのですが、それ以外の服に固執してしまいます。服を自分で選ぶ行為は、まだ難しいのではないでしょうか。

成功に導くためには準備が大切だと分かる良い具体例ですね。まず、クロゼットにある服は、お子さんがどれを選んでも喜んであげられるようにしましょう。可愛いドレスや雪が降るような寒い真冬になった時は、サマードレスを子どもの目につかないところに収納しましょう。そして、着ても良い時にクロゼットに戻してあげましょう。それでも色の組み合わせなどが気になることもあるでしょうが、そこは我慢です!