間違えることに関するよくある質問

どのくらい手伝えばいいのでしょう?

私は毎日子どもと一緒にお弁当を作っています。ほとんどの場合、息子はとても楽しそうですが、時々うまく行かずイライラするようです。私はうまくいかないことからも学べる、と理解しているのですが、ではいつ頃「始めたら最後までやりなさい」と注意するのか、またいつ私が代わりにやってあげるべきなのか、区別できません。

まず第一に、子どもは成長の過程にいることを忘れてはいけません。ある日は物事を上手にこなすことができ、自信に満ち溢れ、忍耐強く挑戦し続けるエネルギーに満ちていますが、ある日は疲れを感じ、思い通りにいかないことに圧倒されているかもしれません。その日の子どもの感情の起伏を把握し、それに合わせて大人の持つ期待値を調整する習慣をつけることが大切です。基本的には子どもができることをさせて、難しいと感じる部分を、手伝ってあげることです。ある日、子どもがサンドイッチ用のパンにバターを塗り、ジャムを塗って両面を合わせるところまではできたとします。でもナイフでサンドイッチを1/4のサイズに切ることが困難だったとします。その場合、すぐにそこで作業をストップするのではなく、ゆっくりナイフを手に取って、サンドイッチを半分に切る方法を丁寧に見せてあげましょう。作業工程の難しい部分の半分は、もう代りにやって見せたことになります。あとは半分のサンドイッチを再び半分に切ることを見せるだけです。子どもを誘い、もしやりたい場合はやらせてあげましょう。もしやりたくない時は、子どもに代わってゆっくり切ってあげましょう。毎回、子どもに動きを見せるのは、次回子どもが「やってみたい」と手を出すときの見本になっています。