離乳食の紹介
適切な環境を作る
- 子どもに初めて離乳食を紹介するときは、子どもが安心して食べられるように、子どもサイズのひじ掛け付きの椅子を使い、低いテーブルに向って座るようにしましょう。
- ミルクを飲ませていた時のように、膝の上にのせたり、抱っこをしたりしながら食事を提供すると、温かいミルクがもらえるという思い込みがあり、離乳食を受け入れられません。
ひとりで食べられるように見せてあげましょう
- スプーンにペースト(ピューレ)状にしたりんごやニンジンなどを少量乗せて唇に当て、自分で味わえるようにします。
- 様々な味を提供しましょう。子どもは慣れてくると様々な味を楽しむようになります。
- 小さく切った果物などのフィンガーフード(指でつまめる食べ物やスティック状のもの)をテーブルの上の皿に置き、大人がスプーンで食べさせている間に、子どもも自分でつまんで食べられるようにしましょう。
- 子どもが様々な味に慣れ、フィンガーフードを口に運ぶことができるようになったら、もう1本スプーンを用意しましょう。子どもがピューレ状になった果物や野菜を、スプーンで食べようとしている時に、大人も違うスプーンで手伝い、少しずつ食べられるようにしましょう。
- コップなどに水を用意して、子どもがスプーンを投げてしまったときは、その水で洗ってあげましょう。
- スプーンに慣れて、もう少し形があるものが食べられるようになったときに、刺して食べることができるフォークを紹介しましょう。
待ってあげましょう
- 子どもが顔をしかめても大丈夫です。今までミルクしか飲んでいなかったので、どんな味でも最初は慣れない子もいるでしょう。
- 子どもの手の調整ができ、スプーンが上手く使えるようになるまでには時間がかかります。大人が、子ども自身で食べることを見守ると、少しずつ上手になっていきます。徐々に大人のスプーンは必要なくなるでしょう。