子どもの間違いに寛大になりましょう

間違いは後始末の方法を学ぶ機会になります

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私たちは、うまくいったことよりも、失敗から多くを学びます。特に、自己コントロール力を身に付ける発達渦中にいる幼い子ども達は、まさにそれを体験しているのです。

間違いに対し寛大な環境を作りましょう

  • 子どもが間違っても、大人が辛抱強く、感情的にならずに対応すれば、間違いとは自然な学びの一部分だと分かるでしょう。幼い子ども達は何か新しいことを学ぶときには、たくさんの繰り返しが必要です。服に物をこぼさずに食べられるようになったり、どの靴がどちらの足に合うかを理解できるようになるまでには、時間がかかります。
  • 間違っても周りに寛大に受け入れてもらえると、子どもは受容されていると感じ、また無条件に愛されていると感じます。愛は、何ができるとか、どう振る舞うかという条件に縛られません。何ができるか、どう振る舞うかは、未だ幼い子どもはコントロールできず、もしコントロールできないものに愛が条件付けられていれば、子どもは安心感を得られないでしょう。

子どもの間違いに対して、前向きな態度をとりましょう

  • 子どもがまだ学習段階にいることを受け入れましょう もし子どもが、食器洗い機を空にするお手伝いしていてお皿を落として割ってしまったとき、イライラするかもしれませんが、それを感情的になり怒ってしまうと、子どもはもう二度とやろうとしなくなるでしょう。その代わりに「大丈夫だよ。じゃあ塵取りと箒を取りに行って掃きましょう」と前向きな態度をとれば、子どもは自分が意図してやったのではなく、まだ学習中であることを理解してもらえたと感じ、もっと上手になろうと努力するようになるでしょう。子どもは繰り返し練習すればするほど、自分の身体をコントロールできるようになります。
  • 全て大人が代わりにやってしまうことがないよう気を付けましょう。 大人なら簡単にできることを、子どもが悪戦苦闘している姿を見るのは辛いですが、子どもは自分で努力しなければ上達しないのです。もし大人が突然割り込み、代りにやってしまうと、「自分は能力がないと大人に思われている」と子どもは感じるでしょう。また大人が何度も介入し続けると、子どもは努力することを諦めてしまうでしょう。

待ってあげましょう

  • 子どもが何かをやり遂げたり、ミスなくできるようになるまでには時間がかかります。大人に批判されたり、間違いを訂正されずに繰り返しながら練習を続けることを励まされると、子どもは自分でやってみようと前向きに取り組みます。