お家での活動についてよく聞かれる質問

うちの息子は、あまりお手伝いに興味が無いようです

息子に家の中のお手伝いに参加させようとすると、大抵の場合、途中で遊んでしまい、最終的に私がその作業を終えることになります。どうすれば最後までやってくれる子どもになるでしょうか?

大人の期待値を少し調整する必要があるようです。この年齢の子ども達は、結果にこだわらず、また大人が望んでいるようなスピードで作業を終わらせることができません。最初のうちは、お子さんと一緒に「私が一つ、あなたが一つ」という形で、協力して作業をすすめる必要があるでしょう。お子さんが一人ですべての作業をすることを期待するのも現実的ではありません。もしお子さんが他の物に気を取られている場合は、小さなことに注意を向け、再度集中できるようにしましょう。例えば子どもが汚れ物をぜんぶ一緒に洗濯機に入れている場合、大人が残りの服を入れている間に、子どもに少し困難性をもたらすために、靴下やシャツだけを見つけるように頼んではどうでしょう。このように作業のある部分にだけ集中させることで、子どもは作業に再び集中し、完了したときには「できた!」という達成感を味わうでしょう。

怪我をしないか心配です

これらの日常的なお手伝いを子どもと一緒にやりたいのですが、子どもが怪我をしないか心配です。例えばバナナを切るにしても、本当に切れるナイフが要ると思いますが、本物のナイフを与えると怪我をしてしまうかもしれません。どうすればいいでしょうか?

あなたの言う通り、子どもには本当に切れるナイフが必要で、小さな子どもに刃物を与える時はその方法を慎重に考える必要があります。常に刃は下に向け、手でしっかりと柄を握るなど、自分自身を傷つけない握り方を見せてあげましょう。先端が尖っている必要はありませんが、ナイフの刃は鋭利なので、丁寧に扱う必要があることを伝えましょう。ナイフを持たない方の手を、バナナのどの位置に置くと安全か、見せてあげましょう。最初の段階からナイフを慎重に扱うことを見せておくと、子どもがどれだけ慎重に扱えるか、その姿を見て大人は驚くことでしょう。