読み聞かせや歌うこと

お話しと歌で溢れる世界をつくりましょう

  • 家の中に本を置きましょう。居間であれば、カゴなどに本を入れて置いても良いですし、寝室なら棚に並べましょう。子どもは、本の背ではなく、表紙に興味を示すので、表紙が見えるように並べてあげましょう。
  • 棚にお気に入りの絵本の表紙が見えるように数冊並べ、時々別の本と入れ替えましょう。(この時、お気に入りの本は外さず常に置いておくこと)もし持っている本を全部棚に並べてしまうと、読みたい本を見つけようとして、全ての本を棚から出してしまいます。
  • お医者さんや歯医者さんに行く時は、いつも待合室で読む絵本を持っていきましょう。

たくさんのお話しと歌を子どもに紹介してあげましょう

  • 短いお話しや、原因と結果、問題を乗り越える絵本なども紹介していきましょう。あなたの助けがあれば、子どもは本について話せるようになるでしょう。
  • 絵本で様々な擬似体験をさせてあげられます。例えば、もうすぐ赤ちゃんが生まれるご家庭では、赤ちゃん誕生の絵本を読んであげると、お兄ちゃん、お姉ちゃんになる子どもの心の準備を助けるでしょう。年齢に相応しい絵本を選びましょう。この月齢の子どもでも、物語上の恐怖や感情を理解することや、物語の中で起きたことと自分の経験を関連付けることが出来ます。おとぎ話や作り話は引き続き、避けましょう。今は、まだ目の前のあるがままの世界で十分満たされているので、あなた自身が子どもの頃に好きだったものを紹介するのは、もう少し後に取っておきましょう。
  • この頃になると、お気に入りの本に出てくる単語やフレーズを丸覚えします。数え方、反対のもの、色などの絵本も楽しむことができます。絵本の世界は素晴らしく、常に新しい語彙を紹介するには最適ですが、残念ながら実体験の代わりにはなりません。動物園にいる動物などは絵本で見るより、実際に動物園で本物の動物と触れ合う方が断然良いでしょう。
  • 常に歌や詩などのレパートリーを増やしていくようにしましょう。日頃から日常的に歌を歌ってあげましょう。幼児は歌を歌う時に、まず、頭の中で歌詞を思い浮かべてから口に出しているので、歌うときのテンポは、ゆっくりが基本です。子どもが楽しんで歌ってる間は何度でも歌ってあげましょう。歌に触れて育った子どもは、言葉の意味や単語の使い方の理解が早くなります。なにより子どもは、歌った時に自分から出る音や歌声の感触を楽しんでます。
  • 子ども詩集からその子が興味を示す詩をいくつか覚えて、お子さんと一緒に詩を楽しんでください。そうすると言葉に対して強い興味を示します。すぐさまその詩を暗記し、言葉遊びを始めることでしょう。
  • 子どもが興味を持ったことから本を選ぶようにしましょう。絵や写真について、質問をしたり、説明をしたりして読み進めましょう。「この前お散歩に行った時に、ゴールデンリトリバー見たの覚えてる?」などのように、身近に起こった出来事を交えて話を膨らませましょう。新しい単語を紹介し、繰り返して使うことで、単語を学ぶ機会となります。このようなやりとりをしばらく続けて、お子さんに質問する側もやってもらいましょう。

お子さんに読み聞かせをしたり、一緒に歌う時間を作りましょう

  • 日々、お子さんにお話を読んだり歌を歌い続けましょう。一緒に歌ったり、本を読んだりすることは、お子さんにとって玩具で遊ぶのと同じくらい楽しいものです。毎日、空いてる時間を見つけては、親子で一緒に楽しめる歌や本でいっぱいにしてあげましょう。