モンテッソーリの環境

子どもは発達の各段階で異なるニーズを持っている。

子どもは赤ちゃんから大人に成長するまで、いくつかの顕著な段階を通り過ぎます。これらの段階は身体的、心理的特徴で表されています。個々の段階で子どもは異なる発達のニーズがあり、これによって各段階には異なる環境が必要となります。

モンテッソーリの乳児プログラム
モンテッソーリの誕生から3歳までのプログラムはいくつかに分かれて提供されています
  • 出産前のクラス このクラスはこれからは母親になる人とそのパートナーに提供されます。
  • よちよち歩きの子ども(トドラー)と母親のクラス 特別にこの年齢のために整えられた環境を使って、子どもと一緒に母親がどのように関わっていけば良いかを、モンテッソーリの養成を受けた教師のガイダンスに従って学びます。このクラスでは子どもを観察すること、そして適切な活動の勧め方に焦点が置かれています。
  • ニド は、2か月から14ヵ月までの子どものクラスです。
  • インファントコミュニティー は、14ヵ月から3歳までのクラスで、子どもの動きや言語の発達、そして自立に焦点が置かれています。
子どもの家
3歳から6歳までの子どもが過ごす環境を「子どもの家」と呼びます。インファントコミュニティーから2歳半、3歳など準備ができた子どもが移行してきます。

モンテッソーリエレメンタリー(小学校)
モンテッソーリ小学校は、6歳から12歳のための環境を提供しています。ある所では6歳から9歳、9歳から12歳と分けるところと、6学年を一緒にするところもあります。

モンテッソーリ中学校
モンテッソーリ博士の考えにより始まった思春期の子どもたちのプログラムは、12歳から15歳の「アードキンダー」と呼び、「大地の子ども」という意味があります。モンテッソーリの考えは、この傷つきやすい思春期には、アカデミックな勉強や試験から解放されて、畑仕事をしながら自然の中で過ごし、新鮮な空気を吸い、健康によい食事をし、自己表現や社会の仕組みを学び、自分の行動に責任を持つ環境が必要だというものでした。

モンテッソーリ ハイスクール(高校)
15歳になるとモンテッソーリハイスクールに入学でき、ここで更なるアカデミックな学びをすることができ、高等教育修了証明書を授与されます。

各段階の子どもたちの写真